リュウマチの治療方法

リュウマチの治療方法のまとめ

リュウマチという病気は長期間かけて改善する病気です。
治療方法も即効性の高いものはありません。

 

時間をかけてゆっくりと治療を行っていくことが重要です。食事と運動そして薬を使って寛解を目指しましょう。この3つのバランスがとても大事になるので自分でできる治療方法は積極的に取り組みましょう。

 

リュウマチの治療方法って?

食べ物

 

リュウマチになった時にどんな食べ物を取ればいいのでしょうか?リュウマチになると関節が痛み筋肉の収縮がひどくなります。筋肉を動かすことが困難になるので体の筋力の低下を早めます。筋力をつけるためにはタンパク質が有効です。脂肪分の少ない赤身の肉や大豆製品などがおすすめです。

 

 

 

それから、青魚などに多く含まれているDHAやEPAは「n-3系脂肪酸(オメガ3)」に分類されている栄養素で、今健康面で非常に活躍しています。そしてこのn-3系脂肪酸はさまざまな病気に効果があるといわれていて、リュウマチの治療にも効果が期待できるので、積極的に摂っていきたい栄養素になります。

 

 

また、青魚にはビタミンDとカルシウムも豊富に含まれていて、骨粗しょう症の予防にも役に立ちます。このカルシウムとビタミンDは一緒に摂るのが効果的で、アジやサンマにはビタミンDが豊富ですのでこれらの青魚を積極的に食べるといいでしょう。

 

 

他にも炎症を緩和させる生姜やターメリック、にんにくなどは炎症を酷くする物質のグランジンやロイコトリエンの分泌を抑えてくれます。できれば油も亜麻仁油やエゴマ油を選びたいですね。これらにもn-3系脂肪酸が含まれていますので、コレステロールを抑えてくれる効果があります。それから、痛みを緩和してくれる抗酸化物質が含まれている食品は野菜や玄米などの発酵食品ですのでこれらも意識して摂っていきましょう。

 

 

運動

 

リュウマチの治療には、適度な運動が必要です。動かせる関節の範囲を現状維持し、筋力の低下を防ぐためです。運動と言ってもリュウマチ用の体操などもありますが、担当医師と相談して自分の状態にあった運動を正しい方法で毎日少しずつ続けることが大事です。さて実際に簡単に出来る運動を紹介します。まず、ひどい痛みがあったり、寝たきりだとしても出来る範囲関節をで動かしましょう。そして痛くても少々我慢して、少し痛いくらいの所まで動かすことが重要です。痛くないところでやめてしまうと結果的に関節を動かせる範囲が狭くなってしまうんです。痛くない範囲でやっていると関節可動域(動かせる範囲)が狭まってしまうので頑張って一日数回動かしてください。人に手伝ってもらってもいいですが、できれば自分で動かしてください。

 

痛みがとても強い時は筋肉だけ緊張と緩めることが可能な等尺運動がおすすめです。関節を動かさずにできる運動ですので、痛みが強いときでも出来るでしょう。逆に調子がいい時は全身を動かすリュウマチ体操にチャレンジしてみてはいかがでしょう。それから、適度な負荷を与える運動も時には必要になります。骨は適度に動かして負荷を与えないともろくなってしまいます。軽量のダンベルなどで適度に運動すると効果的です。ダンベルがない場合は2リットルペットボトルに水を入れて使ってください。他にも体が温まるお風呂での体操や、関節に負荷を与えず行える運動として温水プールもおすすめですね。日常の暮らしの中でも姿勢や日常動作をチェックしてみることも大切です。日々の暮らし方で病気を回避することは十分出来ますからね。

 

補足:首の運動は安易に行わないことです。症状が頸椎に及び亜脱臼を起している場合は非常に危ないので注意しましょう

 

 

薬物

リュウマチになるとどんな病院へ行けばいいのでしょうか?リュウマチになると整形外科と思われがちですが、実はリウマチ科という特別な科があります。リュウマチ科の医師は特別にリュウマチの治療の資格を持っているので近くにリウマチ科がある病院を受診しましょう。

 

代表的な製品名

 

消炎鎮痛薬(NSAIDs:エヌセイズ)
消炎鎮痛薬は、関節の腫れや痛みを和らげる働きがあります。速効性がありますが、関節リウマチの炎症を根底から取り除くことはできません。関節の腫れや痛みが長期間続く場合、消炎鎮痛薬を継続的に服用することがあります。副作用である胃潰瘍や十二指腸潰瘍に十分に注意する必要があります。

 

抗リウマチ薬(DMARDs:ディーマーズ)
抗リウマチ薬は関節リウマチの原因である免疫の異常に作用して、病気の進行を抑える働きがあります。現在の関節リウマチ治療の第一選択薬*は抗リウマチ薬で、次に解説するメトトレキサート(MTX)がよく使われます。効果が出るまでに1ヵ月から半年くらいはかかるため、消炎鎮痛薬を併用することもあります。効果が不十分な場合には複数の抗リウマチ薬を併用したり、他の抗リウマチ薬に切り替えたりすることがあります。*第一選択薬とは、数ある治療薬のうち、まず最初に投与するべき治療薬のことをいいます。

 

<MTX>(エムティーエックス)
抗リウマチ薬の中でも効果が高く、効果の発現も1〜2ヵ月と比較的早いので、現在は標準薬としてこの薬を中心とした治療が行われています。MTXはアンカードラッグ*と呼ばれ、第一選択薬剤として使用されています。副作用としては肝機能障害や口内炎などがあり、肺炎や感染症にも十分な注意が必要となります。もともとは抗がん剤として使われてきた薬ですので、その他に吐き気や嘔吐、まれに脱毛などの副作用があります。効果が不十分な場合には生物学的製剤に切り替えたり、 生物学的製剤と併用することがあります。*アンカードラッグとは、治療の基本となる薬剤のことをいいます。アンカーとは錨の意味です。

 

ステロイド
炎症を抑える作用が強力で、関節の腫れや痛みを和らげる働きがあります。消炎鎮痛薬や抗リウマチ薬を用いても、炎症が十分に抑制できない場合に用いられます。しかし、ステロイドを中止すると治まっていた関節の腫れや痛みが再発するため、一度使用し始めるとなかなか中止できません。ただし、抗リウマチ薬や生物学的製剤の効果が十分にみられたときは、ステロイドを中止することができます。ステロイドには感染症、糖尿病や骨粗鬆症などを引き起こす恐れがあるため、連用する場合には十分な注意が必要です。

 

生物学的製剤
炎症を引き起こすサイトカインであるIL-6やTNFαの働きを妨げ、関節破壊が進行するのを抑えます。この薬は注射(点滴または皮下注射)で投与しますが、その間隔は1週間に2回から2ヵ月に1回までとさまざまです。通院回数やライフスタイルに合わせて治療薬を選択することができます。「生物製剤について1,2」のページでは、生物学的製剤についての詳細を解説します。

 

リュウマチは寛解させることが重要

リュウマチは寛解させることが重要です。リュウマチはすぐに完治するような病気ではありません。リュウマチとの付き合い方は、リュウマチの症状を落ち着かせることが大事です。これを寛解といいます。

 

こんな方はそのままご覧ください。

 

膝、手指、ひじが気になる・・・
階段の上り降りがつらい・・・
全身が疲れやすくなる・・・
節々の限界やガマンばかりの生活・・・
朝起きた時にこわばりがきになる・・・
自分のスタイルがきになる・・・
いつまでも若くげんきでいたい・・・

 

 

 

 



 

 



 

 

リュウマチの動画

 

 

リュウマチの原因

リュウマチは免疫システムの異常を起こして起こる病気なのですが、はっきりとした病因がわからないのが現状です。色んな研究で遺伝的な要素が関係して何らかの後天的な因子が加わって発病するのでは?あるいは微生物による感染症によって炎症し、免疫システムの異常が誘発されているのでは?という仮説がありますが関節リュウマチがなぜ起こるのか、その原因は謎のままです。

 

ですが免疫の働きに異常が起こって発病するのは明らかなので、原因ともいえる免疫の仕組みについて少し書いていきたいと思います。

 

 

間の体内には日常の様々な場所で病原となる微生物が入ってきます。呼吸や飲食など生きていくうえで避けては通れないところから入ってくるのですが、人間はその微生物を排除できる仕組みを持っているのです。いわゆる防衛システムですね。そのシステムが24時間体制で私達の体の中を守ってくれているのです。例えば少しの擦り傷を負ったとしましょう。これくらい放っておけば治る、と思うかもしれませんが、体内ではその防衛システムが一生懸命働いてくれています。

 

 

 

白血球の仲間である好中球や体内の異物をどんどん食べる丼食細胞であるマクロファージなどが傷口に直行し、侵入しようとする微生物を排除してくれているんですね。これらの防衛システムは体内の組織の成分に攻撃はしません。分りやすく言うと外に厳しく身内に優しいといった感じでしょうか。ですが何らかのきっかけでこの形が崩れてしまうことがあります。

 

 

全容は明らかになっていませんが、その原因と考えられているのが、自己抗体の存在になります。自己抗体は味方であるはずの自分の体の成分を異物と勘違いし、反応してしまう抗体です。なぜこのようなことになるのか、その原因の一つにその人の体質が大きく関係していると言われています。

 

 

私達人間や主な生物は細胞で出来ていますが、その主成分はたんぱく質です。このたんぱく質の形は親から子どもへと遺伝し、細胞の核の中にあるDNAと呼ばれる長い紐のような分子の中にもし一か所でもエラーがあると、正常なたんぱく質とは違ったたんぱく質が作られてしまうんですね。

 

関節リュウマチは遺伝病という明確な関係はないとされていますが、遺伝的な要因によって関節リュウマチになりやすい体の人が怪我やストレス、出産などをきっかけに発病することはあります。発病に至るメカニズムが解明されたら発病を未然に防ぐことができるでしょう。

 

リュウマチの検査

 

リュウマチの検査ですが、まずは専門医に相談することから始まります。今のところ早期発見や早期治療にまさる方法はなく、また同時にそれらの発見や適切な治療法がすごく難しいとされています。そして完治が難しい病気ですが、リュウマチの研究は進んでおり、検査方法も変わってきています。

 

 

まずは関節リュウマチ診断基準などのチェックをしてから関節に触れる触診を行い、X線検査と並行して関節液、血液、尿の採取を行って検査をしていきます。これらの検査は一度だけでなく、必要に応じて都度行われます。リュウマチは早すぎる発見こそ大事なので、
技術の進んだX検査はそれに対して非常に効果的です。血液や尿の採取は体内で起きている色々な変化や薬の副作用の有無などを知るほかにも似た病気と区別する手掛かりにもなるのです。 

そしてどんな病気でも医者に任せきりにせず、患者である自分自身がその病気についての知識を身につけ、きちんと向き合っていくことが大切です。状態が長期にわたって変化し続ける関節リュウマチならなおさら検査が必要と言えるでしょう。ですから、
検査ごとの数値を自分でも記録していきましょう。そして数値の意味を理解しておき、服用している薬なども簡単にメモしておくといいです。 
X検査
X検査では関節部分の滑膜をはじめ骨膜の内側の骨梁といった骨の周囲の組織、骨そのものを取ることができるので、関節リュウマチの早期発見にはかかせない検査と言えます。

 

血液検査
X検査を済ませたあとは血液検査です。関節リュウマチの血液検査では炎症反応検査、末梢血検査、免疫学的検査、生化学検査があります。この中でも特に重要なのが免疫学的検査になります。この免疫学的検査ではリュウマチ因子の有無、免疫の働きに異常がないかどうかを調べます。ですがこのリュウマチ因子の有無は関節リュウマチかどうかの判定に大きく関係しますが関節リュウマチにかかっている人でも約30%は陰性と判断されます。なのでこの検査だけでは決定することはできません。反対に関節リュウマチではないのに陽性と出る場合もあるようです。あくまでも重要項目の一つだと思って心に留めておきましょう。

 

尿検査
次に尿検査ですが、尿検査で主に判明するのは腎臓が正常に機能しているかどうかです。尿中のたんぱく質が正常値よりも高い場合、薬の副作用による腎臓障害がアミロイドーシスやクリオグロブリン血症、全身エリテマトーデスの合併症が疑わしくなるので、月に一回は検査が必要ですね。

 

リュウマチの重度

関節リュウマチは病気の経過具合に差があり、大きく6つのタイプに分かれます。
それぞれ症状が悪くなる、症状が治まる波が違ってきます。

 

 

関節リュウマチは発病の初期に見つけることが非常に難しかったのですが、近年ではX検査の技術が向上し、進行の具合がわかるようになってきています。基本的に関節リュウマチの重度は4つの段階に分かれていて、病気の進行をなるべく食い止めて普段の日常生活を送れるようにすることが大事です。いずれにしろ関節リュウマチの治療には多くは一生、最低でも3年ほど付き合っていかなくてはいけないでしょう。

 

リュウマチの病状経過6つのタイプ

 

  • 単相性型
  • 低活動型
  • 単周期型
  • 多周期型
  • 進行性憎悪型
  • 悪性型
  • 重症型

 

さて、病状経過の6つのタイプについて説明します。まずは単相性型。発病してから約4年で症状が完治し、5年以上経ってからまた再発、そして病状が治まるということの繰り返すタイプです。関節リュウマチの約25%はこの型だと言われています。次に多周期型。この型は完治することはなく、病気が全体的に進行していくといった症状で、多くはこの型と言われています。そして進行性憎悪型。徐々に症状が悪化しながら、病状が確実に進行する型です。実に15%がこの型だと言われています。

 

 

次に低活動型。これも比較的多く観られる型になり、完治という解放感がないですが、大きく悪化もしないです。その代わりにこの状態が長く続く型になります。次に単周期型です。発病してから急速に症状が悪化し、そのため関節に変形が残ることはあっても3年ほどで症状が治まる型です。再発は見られません。最後に悪性型ですが、これは重症型で全体的に多くは見られない型ですが、全身に様々な症状が出てきて急速に症状が悪化する型です。これらが症状経過の6つのタイプですね。

 

 

関節リュウマチによる障害の程度の4段階

では次に関節リュウマチによる障害の程度の4段階を書いていきたいと思います。まずは1段階目、関節に炎症や多少の痛みはありますが、日常の生活には影響はない程度です。表面的には健康な人と変わりは見受けられないでしょう。次に2段階目です。複数にわたって関節痛が起こり、動かせなくなったりしますが多少の制限だけで日常生活に必要なことは自分でこなすことができます。そして3段階目ですが、仕事や日常生活の身の回りのことが自分ではこなせなくなり、誰かの介助が必要になります。最後に4段階目。この段階にあると自力での日常生活が完全に送れなくなり、寝たきりや車いすに座ったままの生活となります。